WEBページやECサイトのコンバージョン率を高めるために、離脱防止機能を付けることが効果的です。離脱防止機能は利用者一人ひとりに対して、ニーズにあった案内を送信することで、ページにとどまってもらいコンバージョン率を高めます。

WEBページのさまざまなページに設置することにより、注文フォームや会員登録画面に離脱防止機能を設置することにより、離脱を防ぎコンバージョン率を上げることができます。

離脱防止機能とは

WEBページを閲覧しているユーザーが、戻るボタンを押したりタブを閉じたりした場合、「商品カートに未購入の商品が残っています」、「お得なセール情報があります」などのメッセージを表示することができます。

離脱防止とは

WEBページやECサイトから、閲覧者が離脱するということは売り上げや会員登録などコンバージョンにつながらないことを意味します。そのためコンバージョン率を上げるためには、離脱防止をしてWEBページに滞在してもらう必要があります。

さまざまな種類がある

離脱防止機能には以下のようなさまざまな種類があり、WEBサイトの内容や目的に合わせて選ぶことができます。

  • タイマー機能
  • チャット機能
  • カゴ押し防止機能

タイマー機能

期間限定のクーポン機能や送料無料の案内を設置することで、ユーザーにとって限定感があることからコンバージョンへ誘導することができます。またあと何日、何人など条件を限定することで購買意欲の後押しにつながります。さまざまな業種のECサイトやWEBサイトに効果的です。

チャット機能

チャット機能をWEBサイトに設置することで、ユーザーはいつでも質問をすることができます。チャットボットであれば24時間365日利用可能で、チャットボットで対応できない内容はオペレーターとチャットできるシステムもあります。

カゴ落ち防止機能

せっかく商品をカゴにいれてくれているのに、購入してもらえないことがあります。そこでカゴに商品が入った状態でページを離れるときに、「購入手続きをしていない商品があります」、「本日購入なら送料無料」などの情報を表示することで、購入の後押しにつなげることができます。

また他社の商品と迷っている、色が気にいらないなどの要因も考えられるため、関連商品を提案するのもコンバージョン率を上げる1つの方法です。

注文フォームに離脱防止機能を設置する効果とは

注文フォームの離脱防止機能を設置することにより、WEBページからの離脱を防ぎます。注文フォームはCVに直結することから、CV率を上げる効果があります。

注文フォーム

注文フォームの入力画面まで来るユーザーは決して多くありません。しかし、注文フォームまで到達しながら、入力をしている途中や入力が終わっているのに離脱するユーザーもいます。

注文フォームの入力が終わって送信をすれば、コンバージョンを獲得できるのに、あとわずかなところで購入客を逃していることが少なくありません。

離脱原因

注文フォームを開いておきながら、そこで離脱してしまうのには以下のような原因があります。

  • 入力が面倒
  • 入力中の動作不良
  • 他社を選択
  • 誤操作

入力が面倒

入力フォームが面倒である、入力の仕方がわからないという場合はその場で離脱してしまう可能性があります。 単純に入力項目が多い、デザインが見にくい、どこに入力したらいいのかわからないなど、さまざまな原因が考えられます。

入力中の動作不良

入力中に画面がかたまったり、バグにより入力できなくなることがあります。特に途中まで入力していて、バグにより入力した内容が消えてしまうともう一度最初から入力してもらえるとは限りません。

他社を選択

入力中や入力後に内容を確認した時点で他社の商品やサービスを比較をして他社が選ばれてしまう場合があります。価格や送料、サービス内容などさまざまな要因が考えられます。

入力フォームに入力をして、あらためて他社の商品が気になることは決して少なくありません。

誤操作

入力し終わっているのに、誤操作のために他のページにとんでしまうこともあります。操作方法を間違った場合のほかに、偶然閉じるボタンを押してしまったというような要因が考えられます。

離脱防止機能の効果

ここまで説明したような離脱要因は、離脱防止機能で防げることが多いです。例えば入力方法がわからない場合、チャットで聞く、次に操作するべきボタンを明確にするなどでWEBページに留まってくれる可能性があります。

また、他社の商品と比較しても離脱されないように、ユーザーごとのセール情報、初回特典、類似商品で安いものなどを紹介する方法があります。

入力項目が多い、わかりにくいなどの要因はフォームを作成するときに対応する必要がありますが、離脱防止機能があることでプラスアルファの効果が期待できます。わかりやすいフォームにしたうえで、離脱防止機能として操作方法をポップアップで表示するなど、離脱を防ぐためにさまざまな手法を選択可能です。

コンバージョンにつながるような、資料請求や購入手続きなどは離脱防止ポップアップツールで誘導すると効果的です。

会員登録画面に離脱防止機能を設置する効果

会員登録画面も入力フォームと同じように、コンバージョンに直結するページです。会員登録画面からの離脱はさまざまな原因が考えられますが、中には離脱防止機能によって防ぐことができるものもあります。

離脱原因

会員登録画面ページの構造が離脱原因として挙げられます。会員登録ページに、「トップページに戻る」、「カートへ戻る」などのリンク、その他の商品購入とは関係のないリンクがあると離脱の原因となります。そのため会員登録ページは、できるだけシンプルであることが求められます。

次に離脱の原因としてあげられるのは、完了ボタンを押せていなかったため手続きが終わっていなかったケースです。購入意欲があったユーザーでも、もう一度入力し直してくれるとは限りません。

離脱防止機能の効果

コンバージョン率に直結する最後の「注文を確定する」ボタンをポップアップで表示することにより、WEBページからの離脱を防ぎ、コンバージョンにつなげることができます。このほかにもユーザーがわかりにくいと感じるようであればボタンをポップアップで表示するというような対策でコンバージョン率を向上させることができます

離脱防止フォームがコンバージョン率を高める理由

注文フォームや会員登録画面など、コンバージョンに直結するフォームに離脱防止機能を導入することにより、コンバージョン率を高めることができます。

ユーザーごとに情報を提供

離脱防止ツールを使うことで、ユーザーごとに有益な情報を提供することができます。ユーザーが閉じるボタンや戻るボタンなど、WEBページから離れる行動をするタイミングでポップアップを表示することでWEBページの回遊の促進が可能です。

顧客満足度を上げる

WEbサイトにチャット機能を設置することで、ユーザーにとって以下の2点のメリットがあり、顧客満足度向上につながることから、コンバージョン率を上げることができます。

・ユーザーはいつでも不明な点を確認することができる

・実店舗のようなやりとりができる

データを蓄積できる

離脱防止機能を使ってユーザーとやり取りをした場合、その内容を蓄積することができます。また、離脱防止ポップアップをどのタイミングでどの場所に設置したらコンバージョンにつながったというようなデータもWEBサイトの改善に役立ちます。

ユーザーのニーズが組み込まれたWEBサイトにすることは、CV率向上の大きな要因となります。

まとめ

注文フォームや会員登録画面からの離脱は、コンバージョン率を下げることにつながります。そのため注文フォームや会員登録画面に離脱防止機能を導入して、離脱率をさげることが重要です。

ユーザーがWEBページを離脱するタイミングで、ユーザーごとに値引きサービスや関連商品を紹介することにより、WEBページに滞在してもらうのが離脱防止機能を導入する目的です。またチャットサービスを設置することにより、ユーザーの不安が解消し、コンバージョン率を上げることにつながります。

参考記事

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